ジャニーズとハロプロの親和性について語りたい
V6沼に浸かった私ではあるが、相変わらずハロヲタでもあるので、どうしても語りたいことがある。
昨日のベストアーティストのモーニング娘。'17とSexy Zoneのコラボによる「LOVEマシーン」がとにかく良かった。
このコラボが発表されたときは、正直あまりよい感情を抱かなかった。
というのも、ついこの間シングルの売上を競いあった仲だからだ。
そして、若いガチ恋系ジャニヲタが批判するのが目に見えていたからだ。
(もちろん娘。側のヲタにもいるだろうがジャニーズとのコラボは初めてではないし、おじさんと若い女性のヲタが多目なので批判は少なかったと思う)
ということで、あまり期待せずに観ることにした。
が、
良かった。とにかく良かった。
Sexy Zoneがハロプロだったし、中島健人はモーニング娘。だった。
どうせサビをちょろっと歌うぐらいだろうし、オクターブ下で歌うんだろうなと思っていた。(2003年のスマスマでのコラボメドレーではSMAPはオクターブ下で歌っていたので)
ガッツリ歌っているではないか。原キーじゃないか。ガッツリセンター立ってるじゃないか。
とにかく衝撃だった。正直Sexy Zoneはナルシスト感が苦手であまり好きでは無かったが、彼らは間違いなくプロだった。思っていたよりかなり歌えていた。
特に中島健人はラブマの頃のモーニング娘。に見えた。誰よりもギラついている感じ。媚びないギラギラ感はモーニング娘。及びハロプロには欠かせないのだ。
「 明るい未来に」のところを「明るうぃ」って歌ってくれたところもハロヲタ的には好評価だし、wow~のところの前後のフォーメーションが変わるところでノールックでフォーメーションチェンジするところなんて、完全にプロの仕事だった。
間違いなくあの二組はプロのパーフォーマー、エンターテイナーだった。お互いが遠慮なくそれでいて邪魔をせずアピールするとても良い形だったと思う。
何よりも、全員が楽しそうだった。全力でダッサイ(誉めてる)振りを踊ってくれた。
やはり、本人達が楽しんでこそのコラボだと思うし、画面からそれが伝わってくるとこちら側も楽しく観ることが出来る。
そして、改めて「LOVEマシーン」という楽曲の強さを知った。あんなの盛り上がらないはずがない。
Sexy Zoneと娘。10期(現在14期までいます)がほぼ同時期にデビューしたと知り、録画リストにある2011年のFNS歌謡祭の存在を思いだし、改めて観ることにした。
ド新人のSexy Zoneからの我らが坂本昌行による「SEXY!」で始まる通称セクバニを披露した年のFNS歌謡祭だ。改めて思い出すと、当時の私は「V6ってこんな曲歌うんだ」と思ったような気がする。あと、「朝の顔にずいぶん大胆な歌詞を歌わせるな」とも思った。
そして、この年のFNS歌謡祭にはモーニング娘。がドリームモーニング娘。とともにパフォーマンスをしていた。(当時のモー娘。は6期の道重、田中、新人の9期、10期)
このパフォーマンス中に客席が映るときわずかではあるが最前に座るV6の姿を確認できる。井ノ原・三宅が一緒にラブマのwow~してくれているのかな?というところが映っている。
私は、この映像だけでエモさを感じるし、この当時新人だった娘。メンとSexy Zoneが時を経て対等にコラボしたということがとてもエモかった。
FNS歌謡祭でのV6といえば、2013年の「WAになって踊ろう」のコラボはひどかった。ゴスペラーズと一緒だったので最初から食われぎみではあったが、それはまあ許せるとしても、途中から数の暴力のごとく、様々なアイドルが加わった段階でV6がかわいそうに見えた。人数ぶつけるくせに輪になってすらないし、番組わりと序盤だったのにも関わらず、このコラボで出番を終え、ずっと客席にいた。
こんなのはコラボと認めたくなかった。ただの宴会だ。対等であってこそのコラボだと思う。
すっかり話はそれてしまったが、、
ハロヲタは恩を忘れない。
例えば、道重リーダーになり久しぶりに出演したMステで番組最後の出演者コメントでイノッチがさゆ(道重)のコメントをもじってコメントしてくれ、その時の他の娘。メンの反応を坂本リーダーが真似をし、他の四人が見守っていたこととか、さゆが卒業したあと再びMステで共演したときも、イノッチがその日披露した「Oh my wish!」の曲中の台詞を最後のコメントのところで言ってくれたこと。これらはハロプロのまとめサイトでまとめられているほどだ。
http://c-ute.doorblog.jp/archives/45237814.html
なぜこの時ヲタじゃなかったのか悔やまれる。
そして、ハロヲタとジャニーズのエピソードを語る上で欠かせないのが関ジャニ∞だ。
関ジャニ∞の番組関ジャムにモーニング娘。'15が出演し、村上・安田とともに「What is LOVE?」を披露した。ファンはとにかく彼ら、番組に感謝した。というのも、モー娘。とテレビ露出は少なく、番組に出られるだけでも有り難いのに、所謂定番曲のラブマ・恋レボ・ピースではなく今のモー娘。の曲であるWhat is LOVE?でコラボしてくれたからだ。忙しいであろうに、きっちり振りを覚えガッツリ踊ってくれた。これだけでハロヲタ的に関ジャニは好印象だと思う。
そして、時は流れ2016年。ある事件が起こる。
北海道で行われる予定だったモー娘。のコンサートが悪天候でメンバーが現地に迎えず、中止となったのだ。そして、同日に関ジャニ∞のコンサートが行われていた。関ジャニのファンがモー娘。メン同様現地に迎えずにいる人がいた。一方では、娘。コンのために前乗りして北海道にいる娘。ヲタがいた。そこで、関ジャニファンと娘。ヲタが協力し、娘。ヲタが、関ジャニ∞のコンサートに参戦するという珍現象が起こった。
関ジャニファンからすると、「関ジャニ∞のメンバーをガラガラの会場で悲しませるわけにはいかないから」という理由で、娘。ヲタからすると、「関ジャムの御恩を返すため」という理由だったらしい。
きちんとグッズを買って参戦するというところもハロヲタらしくて好きなエピソードだ。実際娘。コンかハロコン(ハロプロ所属のアイドルが集結するコンサート)か忘れたが、客席で関ジャニ∞のたこ焼ペンライトを振っているヲタが映っている映像がある。
そして、後日村上さんがこの件についてラジオで言及してくれていた。なんとも有り難い話だ。
何故か、モー娘。とジャニーズのコラボには生々しいいやらしさを感じない。今までは年の差のせいかと思っていたが、ほぼ同世代のセクゾとコラボしてもいやらしさを感じなかった。
その理由は、両者にエンターテイナーとしてのプライドがあるからだと思う。カメラの映っていないところでもパフォーマンス中に気を抜かないのが良い。
やっぱりアイドルは楽しんでなんぼだ。
結局何を伝えたかったのかというと、ラブマ最高だったよ!っていうことなんだけれども、またジャニーズとコラボして、プロ同士のぶつかり合いを見てみたい。
媚びないアイドルってやっぱりかっこいい。